北海道日本ハムファイターズの
川村浩二（かわむら・こうじ）社長です。
新球場の構想から7年、球団トップとして
陣頭指揮を執ってきました。
堀 啓知キャスター
「いよいよ2023年のボールパーク元年が来ましたが、
今のお気持ちから教えて下さい」
北海道日本ハムファイターズ 川村浩二 社長
「ワクワク半分ドキドキ半分といった感じです」
堀キャスター
「えっ？ワクワクが圧倒的に多いわけじゃないんですか？」
川村 浩二社長
「開業まで３か月を切ったというなかで
オペレーションを含めて様々な準備があるわけなので
無事開幕を迎えられるかという緊張感もあるというのが
今の状況です」
風呂、サウナに入りながら野球を楽しむ。
仕事をしながら野球も楽しむ。
世界のどこにも無い野球場のオペレートに挑む社長が
究極の「ながら観戦」にこだわる理由を聞くと…
川村 浩二社長
「野球観戦人口の減少というのが背景にある。
従来の野球が好きで野球を見るという方、
仲間と応援して野球を見る方だけではなくて、
野球×（かける）何々ということをいろいろ提供して
新しいファンの獲得を図りたい」
背景にはプロ野球ファンの減少があります。
「野球をする子どもが減った」
「応援したいチームがない」といったことが理由です。
プロ野球に興味がない人にも
まずは「野球場」に足を運んでほしい。
経営者としての狙いがあります。
そして、この人の存在も…
2021年11月の新庄 剛志監督 就任会見
「優勝なんて一切目指しません！」
前代未聞「優勝を目指さない」プロ野球チーム。
昨シーズンは公言どおりの結果で、
球団の経営者として、さぞや複雑な心境かと思いましたが…
川村 浩二社長
「当初より「優勝を目指さない」1年間の
トライアウトだということを言っていましたので
ハラハラしている部分も、もちろんありましたけど…
若手の選手がハツラツとしたプレーをしているというところが
非常に印象に残りました。
（今シーズンは）『優勝しか目指さない』ということに
つながるような手応えを感じていると
報告を（新庄監督から）受けています」
堀キャスター
「悔しい残念な順位ではあるんですけれども
ファイターズの発信力とか、世間に触れる機会は
確かに増えましたよね」
「ボールパーク元年」には
くせになる彼女たちのチカラも欠かせません。
川村 浩二社長
「なんかクセになる感じは、何となく感じていましたけど…」
去年、空前のブームを巻き起こした
ファイターズガールの「きつねダンス」球団のトップ、
川村 浩二社長の第一印象は？
川村 浩二社長
「うーーん、楽しいダンスだなとは思っておりました」
堀キャスター
「ここまで話題になるとは思いましたか？」
川村 浩二社長
「ここまでブームのような形になるとは想像していなかったです」
想定定外のブレークに驚かされたとともに、
彼女たちのパフォーマンスから「気付き」を得たと言います。
川村 浩二社長
「コロナ禍の中で大声を出せない、歌を歌えないという
観戦環境の中で、キツネの耳をつけて楽しそうに
踊っている方々がいらしたので、これも新しい
野球観戦スタイルのひとつなのかなと」
野球に興味がある人はもちろん、
ない人も魅了した「きつねダンス」
川村社長は、ある決断をします。
川村 浩二社長
「本格的に我々ファイターズの一員として
頑張っていただこうと」
これまでチアリーダーの多くは シーズン中だけの「季節労働」
アルバイトを掛け持ちしながら活動するメンバーもいました。
球団は今シーズンから
「ファイターズガール」の「専属」を条件に採用。
メンバーがダンス活動1本でも生活できるよう
報酬をアップさせることを決めたのです。
少数精鋭、競争させることで、より進化した
パフォーマンスを目指します。
堀キャスター
「ファイターズガールになりたい、もうこれ確実に増えますよね」
川村 浩二社長
「当然エスコンフィールドに移っても、
きつねダンスは続けますし、もっと進化した形も
できないかというふうに思っています」
堀キャスター
「ボールパーク元年です。道民にとってボールパークが
どうあってほしいか教えてください」
川村 浩二社長
「スポーツと生活が身近にある空間を
作ろうしているわけですから
道民の方々に夢と誇りと愛着を感じられる
空間であってほしいと思っています」
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