スキー場関係者も「ここまで降らないのは初めて」 雪不足でウインタースポーツの会場や競技内容変更 秋田 (2024/01/09 18:52)

スキー場関係者も「ここまで降らないのは初めて」 雪不足でウインタースポーツの会場や競技内容変更 秋田 (2024/01/09 18:52)

秋田県内は例年に比べ雪が少ない冬となっていて、ウインタースポーツの関係者は頭を抱えています。スキー場に雪がなく大会の会場や競技内容を変更する事態となっています。

大粒の雪が降った9日の秋田市。正月から積雪がほとんどない状態が続いていましたが一時はあたり一面が真っ白になるほど雪が強まりました。

秋田市では午前中に3センチの積雪を観測しました。ただ平年の12センチと比べると少ない量です。県内の観測地点で最も積雪がある北秋田市阿仁合でも午後1時時点の積雪は23センチと平年の4割程度にとどまっています。

鹿角市の花輪スキー場では雪不足のため営業ができない状態が続いています。リフトを運行するには最低60センチ程度の積雪が必要ですが、9日の積雪はわずか10センチ。前の年の同じ時期は70センチあったといいます。

東京美装興業 須田健仁 鹿角事業所長:「年が明けてからの営業開始もあったがここまで雪が降らないのは初めて」

現在利用できるのはクロスカントリーコースと一部のジャンプ台のみで、年末から8台ある人工降雪機をフル稼働させゲレンデのコース整備を急いでいます。

花輪スキー場では12日から全国大会の切符をかけた県内の中学生と高校生のスキー大会が予定されています。大会事務局は9日会議を開き、中・高ともにアルペン競技は会場を秋田八幡平スキー場に変更し、クロスカントリー競技は花輪スキー場のままコースなどを変更して開催することを決めました。

中学校のジャンプ競技は雪不足のため行わず直近の大会記録を採用する可能性があるということです。両大会とも雪不足や雨によって中止もあり得るとしていて前日または当日に判断するとしています。

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