HBCテレビ「今日ドキッ!」「Bravo!ファイターズ」で放送した宮西尚生投手のインタビューをお届けします。
ソフトバンクとし烈な優勝争いを繰り広げている9月。栄光も挫折も知る「鉄腕」に逆転優勝への思いや現在の心境を聞きました。
※取材日:9月12日 放送日:9月19日
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宮西尚生投手(2月)「愉しむという新しい野球観の第2章が去年から始まって今年は2年目。ほぼルーキーです」
笑顔で迎えたプロ18年目の春。あれから、7か月…
渕上紘行アナウンサー「ずばり、ヒリヒリした9月になっていますね」
宮西投手「幸せなことに、こういうプレッシャーの中で優勝争いできるというのは待ち望んでいたことだったので。緊張感のある準備ばっかりで疲れております!」
渕上アナ「すみません、疲れている中」
宮西投手「嘘です嘘です」
しびれる秋を迎え、鉄腕は充実感に満ち溢れていました。
宮西投手「優勝するのも多分、一番最後になると思います。もう本当に試合が終わって極端に言えば「待つ」っていう優勝パターンも、それぐらい多分もつれるんじゃないかな。そう簡単には、トントンっていってマジックひっくり返して逆転優勝っていうのは、そうないんじゃないかな」
渕上アナ「そんな中で、こう上がってきたじゃないですか」
宮西投手「プレッシャーよ!」
40歳の鉄腕はプレッシャーも楽しんでいるようでした。
過去3度、リーグ優勝の味を知る、宮西尚生投手にいまのファイターズを語ってもらいます。
宮西投手「一度ソフトバンクと4ゲーム差くらい開いたり、3タテくらったりあそこで普通ならズルズル崩れていく、昔なら。ところがしっかり立て直してこうやってまた競えているっていうところは、本当に勢いというか、切り替えも上手で、経験が無い割にたくましいなと後輩を見て思う」
宮西自身も求められる役割を全うしています。
29試合、ワンポイントリリーフに、「ここぞ」の場面の登板も。
先月、2軍調整を命じられた際には…
宮西投手「ただ単に抹消されるだけだと、メンタル的にこの大事なところに落ちてしまったっていうのでガクッと落ちていたところが、ボス(新庄監督)からのDMで『下向く暇ないぞ』と。早く上がってこいといわれてモチベーションを維持できた」
その間、球界から届いたニュースは2007年の入団同期、中田翔選手の引退表明でした。
宮西投手「まず率直に…僕より先に引退するとは想像しなかったです。年齢が下だし、スター選手として入ってきて順調に成長してっていう中で、僕はリリーフで、どう見ても自分が先に潰れて、終わるっていうところは感じていたんで、引退って聞いたときは、びっくりした」
鉄腕には、まだまだ腕を振ってもらわないと困ります。
あと2試合に迫る通算900試合登板も、きっとまだ、通過点。ひとつひとつのマウンドをかみしめながら、もう一度、あの栄光へ…。
渕上アナ「最後まで愉しんで投げられますか?」
宮西投手「愉しんで投げる…って何なんやろうね(笑)プレッシャーしかないし、緊張もあるし。だけど優勝争いしてるって2016年以来、9年無かった中で、やっぱ改めて優勝争いしてること自体がもう愉しいんやろうなって。どんな状況で投げても多分愉しいという感覚はないんですけど、それって一番幸せなことやな、プロ野球人生の中で幸せな事だなっていうのはあるのでそれは愉しいです」
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Bravo!ファイターズ 毎週金曜 深夜0時50分~ 放送中(変更の場合あり)
メインMCはHBCアナウンサーの渕上紘行、毎週ファイターズを熱く語るゲストをお迎えして放送します。
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