バスケットボールのBリーグでは、来年始まる新たなリーグの仕様に合わせて、
全国各地でアリーナの建設が進んでいます。
こうした中、レバンガ北海道も新たなアリーナの構想を表明しました。
レバンガ北海道小川嶺オーナー「札幌駅周辺の利便性の高い所にアリーナを作り、街が新しく作られるくらいの規模をレバンガとしてもチャレンジしていきたい」
プロバスケットボールBリーグ「レバンガ北海道」。
今シーズン就任した小川オーナーが実現を掲げたのが新たなアリーナの建設。
いまBリーグでは続々とアリーナが誕生。
神戸の海沿いでは1万人収容で、飲食店なども入る複合施設が今シーズン稼動を開始。
長崎では巨大な映像装置や最新鋭の照明機材が備わっていて、試合中の演出も迫力満点。
レバンガ北海道ブースター「普段NBAとか見てるんで、あれぐらい迫力あるアリーナができたらいいんじゃないかと」
未来の札幌にいったいどんなアリーナができあがるのでしょうか。
新幹線の延伸にあわせ札幌駅周辺では再開発が盛んです。
JR札幌駅の南口では新たなランドマークとなる新幹線駅直結の超高層ビルが計画されています。
本吉智彦記者「札幌駅の南側北4西3地区ではたくさんのクレーンや重機が動いています。」家電量販店のヨドバシカメラが手掛けるビルの建設も始まっていて2028年夏の完成を目指しています。
そんな札幌駅の周辺に新たな施設の構想が浮上したのは今年6月。
レバンガ北海道の新たなアリーナ建設計画です。
バスケットボールのBリーグでは来シーズン新たにBプレミアリーグを設置。
東京都小池百合子知事「臨海副都心におきましては、エンターテインメント施設などが次々に開業を予定されています。このチャンスを捉えて、さらなるにぎわいを生み出していきたい」
Bプレミアリーグでは5000席以上の観客席やVIPルームなどホームアリーナの設備の基準があるため、全国各地でアリーナの改修や建設が進んでいます。
レバンガ北海道は北海きたえーるを改修することで、Bプレミアリーグへの参入を決めていましたが新しいアリーナという大きな夢をかかげたのです。
レバンガ北海道小川嶺オーナー「1万人から1万2000人を超えるような場所をつくらないと、なかなかあまり新規でつくる理由がない。そういうところを埋められるようなチーム作りをアリーナ建設に向けてやっていきたい」
候補地はJR札幌駅からのアクセスが良い場所として、中央区の中島公園や老朽化が進む東区のJR苗穂工場などが挙がっています。
座席数は1万席ほど、飲食店なども入る複合施設を目指しています。
レバンガのブースター「子供が気軽に親と一緒に遊びに来れて、バスケットに親しめるような環境でできていけばいいのかなと思います」
「練習風景も含めて見れるようなアリーナだったらもっと選手のこと知れるかなとか、ちょっとオフのところを見れたりしたらもっとファンが増えるかなと思います。」
今シーズンのBリーグから稼動するのは名古屋市にある「IGアリーナ」です。
外観は世界的建築家隈研吾さんのデザインです。
愛知県が多目的施設として建設し、設備はBプレミアリーグの参入条件を満たしています。
名古屋テレビ濱田隼アナウンサー「うわー、きましたね」「広いし、高いですね」
座席の数はおよそ7500席、天井の高さはコンサートの大型セットも組めるよう、およそ30メートルもあります。
IGアリーナCOOセールス&オペレーション部金大鐘部長「これがセンターハングビジョンです。リングのこういったビジョンもございまして色んな演出がここでもコンビネーションによって可能になります」
客席は稼動式で、フィギュアスケートやライブコンサートなど利用目的にあわせ最適な配置にすることができるんです。
こちらのBARのあるラウンジはVIP専用のスペースです。
愛知国際アリーナ金大鍾・最高執行責任者「夜なんか特に夜景もきれいですので、ここに来て、名古屋城を見ながらお酒を楽しめる」
また、この施設のネーミングライツを契約したのはイギリスのロンドンに本部を置く、オンラインの金融サービスを提供するIG証券です。
契約額は非公表ですが国内最高額とされているエスコンフィールド北海道の10年間で50億円を上回るといいます。
IGグループ日本法人古市知元社長「本当にたくさんの方がメディアでもご覧になるし実際に来られる。いい体験ができるので、IGという名前が印象に残る。IGってなんだっけとググって(検索して)欲しいです。」
長崎市に去年誕生した「ハピネスアリーナ」はJR長崎駅から徒歩10分の好立地。
バスケットボールのアリーナだけでなく、サッカー場やホテル、温泉なども併設された巨大な複合施設その名も「長崎スタジアムシティ」です。
新たに人が集う場所として全国的にも注目を浴びています。
Bリーグをとりまくアリーナ新設の動きについてスタジアムやアリーナのビジネスに詳しい専門家は
中京大学スポーツ科学部舟橋弘晃・准教授「バスケの話をすると、やはり満員になるってのが大事なんですね。満員になることがお客さんの高揚感を高めて、再観戦の思いに繋がってくってことがあると思います」
舟橋准教授は、チームがアリーナを所有する場合、試合のない日にはイベントを誘致して稼動率をあげるのはもちろん、新たな事業の開発も必要だと言います。
中京大学スポーツ科学部舟橋弘晃・准教授「スポンサー企業、パートナー企業と新たなその箱(アリーナ)を利用して、どういった事業を共に作れるのか、競争できるのかという能力もこれから問われてくるのではないかと思います」
レバンガ北海道はアリーナの建設地を来年までに決め、2030年頃にはオープンする目標です。
いったいどんな施設になるのかいまから楽しみです。
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