中国ではきょう、新型コロナの影響で延期されていた学生スポーツの世界大会が開幕しますが、現地では異例の厳戒態勢が敷かれています。当局は何を警戒しているのでしょうか。
パンダの保護地として知られる、中国・四川省成都。学生スポーツの祭典「世界ユニバーシティー大会」の開幕に向け、170の国と地域から選手団が現地入りしています。
観光客
「開催をずっと待っていました」
「成都がますます良くなるよう、期待しています」
メイン会場に向かう道では、あちらこちらに警察官が。
記者
「歩道橋の上ですが、警察官がいます」
インドネシアなど各国の首脳級も訪れるため厳戒態勢です。
一方、こちらは会場周辺で撮影されたとみられる映像。
運転手
「なぜテスラだけ入ってはいけないのか?」
警備員
「上司の要求です」
アメリカメディアによると、開会に合わせ習近平国家主席が現地を訪れるため、一部地域でアメリカの電気自動車「テスラ」の乗り入れが禁止に。「テスラ」の車載カメラで機密データが収集されると中国側が懸念しているとみられるとしています。
当局が心配するのはそれだけではありません。
記者
「SNS上では、世界大会に合わせて『白紙運動』の呼びかけが投稿されています」
「ゼロコロナ政策」への抗議などとして去年、中国全土に広がった「白紙運動」。世界の選手団が集まる今回の大会に合わせ、政府批判をアピールしたい勢力が仕掛けているとみられますが、当局は警戒を強めています。
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